◆延長展示とArtuellesとの共演
通関の問題で到着が遅れた14点の作品は、本会期終了後も延長展示を行いました。
20日からの会期は、ARTEC協会のフランソワーズ・イカール名誉会長率いる、多様な国際的背景を持つ女性アーティストグループ Artuellesの展覧会が21日から26日まで開催される予定でした。
その展示スペースの一区画をご提供いただき、到着が遅れた14点を20日から25日まで展示させていただきました。
そのため、ARTEC協会およびArtuellesの告知をご覧になった来場者や関係者にも数多くご来場いただきました。
本会期とは異なる壁面に展示された作品は、新たな生命を吹き込まれたように違った印象と輝きを放っていました。
前期では分野や特徴を揃えた展示構成でしたが、後期では様々なジャンルが一つの壁面に共存しました。当初はまとまりを心配しましたが、モノトーン作品が多かったこともあり、それぞれの個性が違和感なく調和する結果となりました。
Carré à la Farineという会場ならではの空間が、作品に国際性と格調を与えていたのかもしれません。
来場者が途切れることはなく、再び足を運んでくださる方も少なくありませんでした。
私たちにとっても、ヴェルサイユ市民にとっても、過去にない特別な二週間となりました。
◆日仏交流の成果
本展にはヴェルサイユをはじめとする地元のアーティストにもご参加いただきました。
ヴェルサイユ市民はCarré à la Farineを割引料金で利用できるため、中にはこの会場で個展を開催される方もいらっしゃいます。そのようなアーティストの方々が、あえて出品料をお支払いになって本展へご参加くださったのは、この会場が特別な場所として親しまれていること、そして日本との交流ができる貴重な機会であったからだと思います。
会場ではフランスのアーティストたちが在廊し、日本のアーティストや来場者との交流を楽しみました。
一方、日本から現地へお越しになった参加者は多くなかったため、文化交流という意味では心残りもあります。
次回はさらに早い段階からご案内し、この点を改善していきたいと考えています。