『レピュブリック・デザール』
Numéro 3 造形美術特集

2025年2月20日発行予定

2025年2月20日発行予定

巻頭特集はフランスでも人気のある江戸切子を取り上げます。従来の伝統模様と色彩の常識を打ち破る、先鋭的なモダン切子の数々を一挙にご紹介!

■現代の造形美術

「造形美術」という言葉は、今日では芸術全般を大分する際に用いられており、主に彫刻、建築、工芸といった立体作品からアクセサリーなどのハンドメイドアートを指しています。一方で、立体的な空間形成が用いられている場合は絵画、写真、版画、切り絵、糸かけなど広範な分野も含まれます。
近年、絵画はテクスチャーを使った表現が人気を集め、より造形的な進化を遂げており、立体作品は複雑化しています。まさに、多様性の時代に相応しい複合的な広がりを見せています。
今回の特集では、線や色彩の表現が主体の平面的な絵画に対し、造形美術ならではの空間形成力や傑出した技術にフォーカスし、その魅力をご紹介します。

■選出したカテゴリー

テクスチャーアート/ボタニーペインティング/現代工芸・伝統工芸(紙・木・陶・金属ほか)/彫刻/ハンドメイドアート(アクセサリー、ジュエリー、各オブジェ、人形類)/切り絵/はり絵/デコパージュ/デコラティブ・ペインティング/エッグアート/ステンドグラス/万華鏡/生花/ドライフラワー/クレイフラワー/アートキャンドル/刺繍/糸かけ/つまみ細工/シャドーボックス/コスチュームデザイン/インスタレーション/ほか

■これまでの造形美術ページ見本

■評論執筆

フランソワーズ・イカール
Françoise Icart

2021年、芸術文化勲章を受勲。
芸術振興協会ARTEC会長、ヨーロッパと世界の女性アーティスト市民の会アルトゥエルスグループ会長、ラバーゼ事務局長、フランス芸術記者組合会員、職業芸術家組合会員、芸術・科学・文学会員。SMLH(レジオン・ドヌール勲章会員協会)準会員、ヨーロッパ芸術科学文学アカデミー(AESAL)会員。

トゥール大学を卒業後、ルーヴル美術館の肖像画家であった父のもとでデッサンとパステルを学ぶ。教師としてのキャリアをスタートさせ、BTS(上級技術者免状)のコミュニケーションと心理社会学、創造性を専門に指導。ラジオ番組の司会、テレビ出演など多くのメディアでも活躍している。

リザ・ブノワ
Liza BENOIT

RMN-GP フランス国立美術館連合認定彫像師。
彫刻家であり、造形師。芸術制作のみならず、博物館学の分野でも豊富な専門知識を有しており、フランスの数々の国立美術館へ作品を納めている。
漫画やアニメの小さなフィギュアから巨大彫刻まで、彼女の創作はイメージに別の次元を与え、立体化し、再現することにある。