ⒸCreative Commons Attribution 3.0 Unported

日仏現代美術展2026

日仏芸術の新たな未来を築く

AMITIÉ FRANCE-JAPONは、絢爛たるフランス史の栄華を体現する国家的な象徴、ヴェルサイユで開催される日仏現代美術展です。
amitiéとは、フランス語で「友情」を意味しますが、国や文化、世代を超えた「絆」や「友好関係」を表す意味を持ち、単なる人と人の結びつきを超える親睦精神も指します。
フランスの哲学者モンテーニュは『エセー』の中で、友情を「魂と魂の完全な一致」と表現し、利害を超えた人間関係の理想としました。
このような伝統もあり、amitié は文化的に「人と人が心を開き合う最も美しい関係性」の象徴とされます。
日本とフランスは1858年の日仏修好通商条約に始まり、芸術文化を始め多岐にわたる深い交流が活発に行われ、現在に至るまで160年以上に及ぶ長い友好史が刻まれてきました。
2018年には修好160周年を記念して「ジャポニスム2018」がパリで開催され、フランス社会に大きな反響を呼びました。
こうした歴史の延長にある「AMITIÉ FRANCE–JAPON(フランス-日本友情)」という言葉は、単なる友好関係の表明ではなく、文化・芸術を通じて互いを理解し合い、未来を共に創っていく精神の表現なのです。
美術分野の活動はパリを中心に複数の都市や街で行われて来ましたが、ヴェルサイユにおいては日仏友好をテーマにした展覧会は過去に記録がなく、160年以上の日仏友好史の中で*初の開催となります。 (*あくまで当社調べによるデータです)

伝統と創造が響き合う芸術都市

ヴェルサイユ宮殿で知られるヴェルサイユ市は、ブルボン王朝の芸術と歴史を象徴する都市です。
17世紀にルイ14世が王権の威光を示すため築いた壮麗な宮殿と庭園は、ユネスコ世界遺産に登録され、バロック建築と造園美の最高傑作として世界中の人々を魅了してきました。 今日ではヴェルサイユ宮殿だけでも年間600〜1千万人、1日約3万人が訪れるとされ、世界屈指の観光名所として多くの人々を魅了しています。宮殿は単なる歴史的建築物にとどまらず、音楽・絵画・建築・工芸など多彩な芸術が花開き、フランス文化の黄金期を築いた舞台でもありました。
現在のヴェルサイユは観光都市として名高いだけでなく、芸術と文化が息づく「生きた芸術都市」として発展を続けています。宮殿を中心に広がる整然とした街並みや広大な並木道は気品にあふれ、市内には美術館や劇場、文化施設が点在し、年間を通じて展覧会や音楽祭が盛んに行われています。歴史の重厚さと現代の創造力が調和するヴェルサイユは、世界の人々にとって憧れの地であり、フランスの芸術と文化を語る上で欠かせない存在なのです。

芸術史と現代芸術を結びつける場

会場となるCarré à la Farine(カレ・ア・ラ・ファリーヌ)はヴェルサイユ宮殿にほど近く、歴史と文化の薫り高い街の中心に位置し、芸術家にとって特別な舞台となる展示空間です。
1842年に建設されたノートル=ダム市場(王の市場)の一角にある粉倉庫を改装したホールで、現在はヴェルサイユ市が所有する公共施設として広く利用されています。その空間は天井高く開放的で、均整の取れた壁面と柔らかな自然光が作品の魅力を際立たせ、来場者に落ち着いた鑑賞体験を提供します。
加えて、ここでは二つの由緒あるサロン展が開催されてきたことで国際的に知られています。ひとつは160年の歴史を誇るサロン・ド・ヴェルサイユであり、市民と芸術家の交流を基盤に成長してきた地域を代表する展覧会です。長い年月をかけて培われた信頼と権威は、ここで発表される作品に確かな重みを与えてきました。もうひとつは1904年に創設され、120年以上の歴史を持つサロン・ド・エコール・フランセーズです。当初はフランス人アーティストのみを対象に始まりましたが、1950年代以降は外国人作家にも門戸を開き、多様な表現を取り入れることで時代に即した柔軟性を獲得しました。2019年からはCarré à la Farineを会場として、抽象から具象まで幅広い現代美術を紹介しています。これらの伝統あるサロン展が開催されることで、会場そのものが芸術史の流れと現代の創造性を結びつける場として位置づけられています。
また、この施設はヴェルサイユ宮殿から徒歩圏内にあり、観光客や美術愛好家、市民が自然に足を運ぶ恵まれた立地にあります。そのため、ここでの展示は観光と文化体験の相乗効果を生み、国内外の幅広い来場者と作品を結びつける力を持ちます。 Carré à la Farineは、ヴェルサイユ市の公共文化施設としての信頼性と、宮殿に隣接する特別な環境を備え、アーティストにとって歴史と現代、地域と世界を繋ぐかけがえのない舞台となります。

開催概要

●会期
2026年 7月15日(水)〜19日(日)
※13日17:00より先行公開
※14日は革命記念日のため休館となります。

●会場
Carré à la Farine(ヴェルサイユ)
70bis Rue de la Paroisse, 78000 Versailles

●ヴェルニサージュ
2026年 7月13日(月)17:00〜19:00

●主催・共催
ARTEC協会、一般社団法人芸術共和国

出品要項

※出品料には日本からフランスへの往復輸送費、梱包料、通関料、撮影費ほか、全て含まれております。(ご自宅から当事務局(東京)までの往復送料のみご負担頂きます)

●出品料 [ 平面作品の場合 ]
[A] 8号以下 1点 77,000円 (長辺が455mm以内)
[B] 8号以下 2点 99,000円 (長辺が455mm以内)
[C] 8号以下  3点 148,000円 (長辺が455mm以内)
[ D ] 10〜12号 1点 99,000円 (長辺が606mm以内)

※重量は3kg以内
※キャンバスのまま、または仮縁でお願い致します。紙その他の支持体で額が必要な場合、寸法は額装込みです。


●出品料[ 立体作品の場合 ]
[ E ] 縦横高さ300mm以内 1点 77,000円
[ F ] 縦横高さ300mm以内 2点  132,000円
[ G ] 縦横高さ400mm以内 1点  93,000円
[ H ] 縦横高さ400mm以内 2点  154,000円

※立体作品の台座は最大40cmです。底部分が最大長さ40cmを超える場合、床に直置きとなります。
 5kgを超える場合、別途お見積もりになります。
※E・F専用の台は17台、G・H専用は9台ご用意しております。

●作品搬入受付
2026年 6月10日(月)〜6月17日(月)

主催

ARTEC協会と一般社団法人芸術共和国による共同開催

[ ARTEC協会とは ]
フランス政府公認の非営利芸術団体で、1992年にフランスのロワール地方で設立。「サロン・ド・プランタン」、「ノワール・エ・ブラン」、「国際ポートレイト・サロン」ほか多数の展覧会を毎年開催しています。

代表/フランソワーズ・イカール
2021年、芸術文化勲章を受勲。芸術振興協会ARTEC会長、ヨーロッパと世界の女性アーティスト市民の会アルトゥエルスグループ会長、ラバーゼ事務局長、フランス芸術記者組合会員、職業芸術家組合会員、芸術・科学・文学会員。SMLH(レジオン・ドヌール勲章会員協会)準会員、ヨーロッパ芸術科学文学アカデミー(AESAL)永久幹事。トゥール大学を卒業後、ルーヴル美術館の肖像画家であった父のもとでデッサンとパステルを学ぶ。教師としてのキャリアをスタートさせ、BTS(上級技術者免状)のコミュニケーションと心理社会学、創造性を専門に指導。ラジオ番組の司会、テレビ出演など多くのメディアでも活躍している。

[ 一般社団法人芸術共和国とは ]
1993年からアートプロデューサーとして活動する代表者が創立した組織。パリ限定で販売しているアート誌「レピュブリック・デザール」を制作・発行しています。

代表理事/清水雅(まさし)
アートプロデューサーとして30年にわたりフランス、イタリア、オーストリア、チェコ、トルコ、アルゼンチンなどで100を超える日本芸術展の企画・主催・運営に従事。「美術画報」、「ユニヴェール・デザール日本版」などのアート誌、音楽誌「プレザンテ」など、多数の雑誌を手がける。自身もアーティストであり、過去にはイラストレーター、デザイナーとしても活動。